市販の睡眠薬は全部同じではない⁉一番自分に合った睡眠薬の選び方を薬剤師が解説します。

疲れているのになかなか寝付けない、明日は大切な試験や会議があって緊張していて眠くならないなど誰にでも眠れない夜はありますよね。中には羊を数えたり、ホットミルクを飲んだりと眠るために様々な方法を試す方も多いのではないでしょうか。そんな時、お薬の力を借りてみてもいいかもしれません。眠れない、どうしようと悩んだり、ストレスを貯めてしまうくらいならお薬を飲んで眠るのも一つの策です。

ドラックストアやインターネットで購入可能な睡眠薬は数多くあります。違いが分からない!どれを購入すればいいの??という方のために、薬剤師である私が解説したいと思います!

 

◾ ドリエル

【有効成分】

ジフェンヒドラミン : 50mg(一回服用量)

【用法用量】

1日1回2錠

 

ドリエルはテレビのCMで名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。ドリエルの有効成分は抗ヒスタミン薬に分類されるジフェンヒドラミンです。抗ヒスタミン薬といえば、花粉症やアレルギー性皮膚炎に処方されるお薬です。抗ヒスタミン薬の中でも、ジフェンヒドラミンは副作用として眠気が強く出るお薬です。その副作用に着目し、睡眠薬の有効成分となりました。医療用の睡眠薬と比較して効果は弱いですが、依存などの恐れが少なく安全に使用できる薬です。医療用に比べて効果は弱いといっても、私が実際に服用した感覚で言えば、十分に眠くなりました。緊張してしまうと寝つきが悪い、と不安を抱えている方にはオススメできます。ただ、日常的に不眠の方は使用を控え、病院を受診してくださいね。

価格は3回分でメーカー希望小売価格、税抜1,000円です。

 

◾ネオデイ

【有効成分】

ジフェンヒドラミン : 50mg(一回服用量)

【用法用量】

1日1回2錠

こちらの有効成分はドリエルと同じジフェンヒドラミンです。量もドリエルと同量ですが、あまり広告をしていない分、価格はお安くなっています。メーカーにこだわらない場合、こちらを購入する方がお得ですね。価格は3回分でメーカー希望小売価格、税抜839円です。リンクで貼り付けているサイトだともう少しお安く購入できるようです。

 

■ウット

【有効成分】

ブロモバレリル尿素 : 83mg
アリルイソプロピルアセチル尿素 : 50mg
塩酸ジフェンヒドラミン: 8.3mg

(有効成分量は1錠分の表記です)

【用法容量】

1日1〜3回食後 1錠ずつ

こちらは睡眠薬というよりは鎮静剤という分類で販売されています。ドリエルやネオデイと同一成分のジフェンヒドラミンも有効成分として入っていますが、さらにブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素がプラスされています。ブロモバレリル尿素は50年ほど前まで医療用の睡眠薬として使われていました。また、アリルイソプロピルアセチル尿素も鎮静剤に分類され神経の興奮を抑えます。どちらも多くの解熱鎮痛薬や風邪薬に含まれており、風邪薬の眠くなる原因とも言われる成分です。

ドリエルやネオデイに比べるとウットは効果が強いと感じられる方が多いと思います。用法に関しては、1日1〜3回食後となっていますが睡眠薬として使用される方はベッドに入る1時間前くらいを目安に服用するといいと思います。

価格は12錠入りメーカー希望小売価格、税抜1800円です。寝る前に1錠飲むとすると、3回分で450円です。お安いですね。

 

どのお薬に関しても言えることですが、睡眠薬ですのでお薬を飲むと眠くなります。服用した後は絶対に乗り物や機械の運転操作はしてはいけません。インパルスの堤下さん(堤下さんは医療用の睡眠薬でしたが、、、)が睡眠薬を服用後に運転をしたため事故を起こしていましたよね。必ず守っていただけるよう、薬剤師として皆様へのお願いです。

また、睡眠薬(鎮静剤)を何度か服用したにも関わらず効果が得られない、余計に眠れないと感じられる方は、ご自身でお薬の量を増やしたりはせずに、病院に行かれることをおすすめします。

 

 

 

 

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