ロキソニンS・ロキソニンSプラス・ロキソニンSプレミアムの違いを薬剤師が解説!

突然襲ってくる頭痛や、歯痛、生理痛。休みたいけど、休めない時って多いですよね。そんな時に持っておくと便利な痛み止め。病院でよく処方されるロキソニン錠(ロキソプロフェンナトリウム錠)は、2011年から処方せんなしで購入が可能になりました。それが、ロキソニンSです。

ロキソニンSに続いて、ロキソニンSプラス、ロキソニンSプレミアムが登場しました。

皆さんご存知のロキソニンですが、ロキソニンSシリーズの違いは???どれを選べばいい??との疑問にお答えし、このページではロキソニンSシリーズの違いを比較・解説します。

 

◾ロキソニンS

【有効成分】

ロキソニンプロフェンナトリウム : 60mg

【用法用量】

1回1錠 1日2回まで

 

ロキソニンSは医療用のロキソニン錠(ロキソプロフェンナトリウム錠)と有効成分が同一・同量です。病院で処方されたものと同じ効果が期待できることは嬉しいですね。

また、ロキソニンは効果が現れるのが早いこともポイントです。お薬を飲んでから約30分後で効果が出始め、1時間後には最も鎮痛効果が高くなります。

仕事中などの急な頭痛や生理痛に困った時には助かりますね。価格は、メーカーの希望小売価格で12錠648円(税抜き)です。

 

◾ロキソニンSプラス

【有効成分】

ロキソニンプロフェンナトリウム : 60mg

酸化マグネシウム : 33.3mg

【用法用量】

1回1錠 1日2回まで

 

ロキソニンSプラスはロキソニンSと鎮痛作用を示す成分であるロキソプロフェンナトリウムの量は同じですが、酸化マグネシウムがプラスされています。

ロキソプロフェンナトリウムは鎮痛作用を示すと同時に、胃粘膜を保護する成分の生成を阻害するため、胃腸障害の副作用があります。(ロキソプロフェンナトリウムは製剤努力により、胃腸障害のリスクが少なくなっている。)病院でロキソニン錠が処方される時、胃粘膜保護薬であるムコスタ錠(レバミピド錠)も一緒に処方されたことがある方も多いのではないでしょうか?

酸化マグネシウムは胃酸を中和する作用があるため、胃酸から 胃粘膜を保護する役割を果たします。ロキソニンSに胃に優しい成分がプラスされたものが、ロキソニンSプラスです。

健康な若い方で、鎮痛薬を飲む頻度がそれほど高くないのであれば、胃粘膜保護成分はいらないかな?というのが私の感想です。胃腸障害の副作用が心配だという方はロキソニンSプラスを選ばれると良いかもしれませんね。

ロキソニンSプラスの価格は、メーカーの希望小売価格で12錠698円(税抜き)です。ロキソニンSよりも少し価格は上がりますね。

 

◾ロキソニンSプレミアム

【有効成分】

ロキソニンプロフェンナトリウム : 60mg

無水カフェイン : 50mg

アリルイソプロピルアセチル尿素 : 60mg

メタケイ酸アルミン酸マグネシウム : 33.3mg

 

【用法用量】

1回2錠 1日2回まで

 

ロキソニンSプレミアムはロキソニンSプラスの成分に無水カフェインアリルイソプロピルアセチル尿素がプラスされています。先にアリルイソプロピルアセチル尿素から説明しますと、こちらは古くから市販の風邪薬に含まれる解熱鎮痛作用を持つ成分です。解熱鎮痛成分がプラスされるので、解熱鎮痛作用は強くなると考えられます。

しかし、ここで注意点が!!この成分は眠気を引き起こします。そのためロキソニンSプレミアムを服用後は、乗り物や機械の運転操作は厳禁です。無水カフェインは鎮痛効果を助ける、と公式サイトには記載があります。確かに少しはそのような効果があるようですが、コーヒー一杯に含まれるカフェイン量が60mg程度で、ロキソニンSプレミアムに含まれている量と変わりません。

どちらかと言えば、アリルイソプロピルアセチル尿素による眠気を少しでも緩和するために、無水カフェインを加えたのかな?という私の感想です。

まとめると、ロキソニンSプレミアムはロキソニンSに比べて、胃粘膜保護作用プラスと鎮痛作用が強くなっています。しかし眠気を引き起こすため、日中の服用には不向きです。服用後に運転操作などはしないようにしてください。ロキソニンSで十分鎮痛効果が得られている人は、ロキソニンSまたはロキソニンSプラスを選ばれる方がいいと思います。症状や場面に合わせて選んでくださいね。

ロキソニンSプレミアムの価格はメーカーの希望小売価格で24錠1180円(税抜き)です。1回2錠ずつで12回分なので、ロキソニンSやロキソニンSプレミアムに比べると高価ですね。

 

 

以上がロキソニンS、ロキソニンSプラス、ロキソニンSプレミアムの比較・解説でした。

15歳未満の小児、出産予定12週以内の妊婦さんなどは服用できませんので注意してください!

 

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